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神戸市外国人に対する差別の解消と多文化共生社会の実現に関する条例(案)について

総務財政委員会にて、議員提出第41号議案(神戸市外国人に対する差別の解消と多文化共生社会の実現に関する条例について疑問を呈した上で、質疑を行いました。

神戸市外国人に対する差別の解消と多文化共生の実現に関する条例について、私は、国籍・人種・文化・宗教等の違いを認めた上で、お互いを尊重し共に生きる多文化共生社会を構築していくことは大切と考えます。これからの神戸にとっても重要でしょう。

一方で、神戸市外国人に対する差別の解消に関連する条項については、慎重かつオープンな場での議論が必要なのではと提言させていただきました。条例の条項では、相談体制の整備と記載されていますが、当局に確認すると全体数に占める差別に関する相談割合は極めて低く、現状の相談体制で間に合っている事実が明らかになりました。であるならば、条例によって新たな相談体制を整備する必要があるのかいう意見も生じます。

そもそも前提として、外国人に対する差別はあってならない。しかし、日本と世界との関係に目を向ければ、本来この条例の趣旨とは違う背景があるのではないかと指摘される方も一定数います。よって、幅広い意見に耳を傾ける必要があり審議していく必要があると考えます。

以上の理由により、我が会派を代表して、継続審議を主張。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201903/0012144496.shtml

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