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経済港湾委員会行政視察 2023/08/21~2023/08/22

■名古屋市のMICE政策とポートメッセなごや(第一展示場)視察について
名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)は、金城ふ頭に昭和48年に建設され、これまで多数の来場者に利用されてきました。2022年には、コンベンションセンターや第1展示館がが竣工されており、次は第2展示館の改築が予定されています。これからは国際的なイベントなどの誘致を見据えて、誘客していく方針との説明を受ける。

■中部国際空港(セントレア空港)について
飛行機に搭乗するだけの空港ではなく、搭乗しない方も含めた空港への誘客の取り組みを参考とするため、視察させていただきました。セントレア空港は、日本初の国際空港直結の展示場を併設しています。また、空港滑走路を見学できるバスツアーがあり、降車できる場所もあり、離発着のエンジン音を目の前で聞くことができ、日常では感じることができないことが体験できます。さらに、毎月22日は、「サムライ×NINJAプロジェクト」としてインバウンド旅客へのおもてなしを実施しています。

■愛知県国際展示場について
セントレア空港から徒歩5分の場所に愛知県国際展示場があり、日本唯一の常設保税展示場でもあります。常設保税展示場とは、主催者は簡単な手続きで外国製品を展示でき、出展者は外国からの出展物を輸入通関することなく、関税などが課されないまま出展することができます。2019年に竣工され、エントランスホールなどは愛知県産の杉材をいかした工法を採用しています。

■静岡市歴史博物館について
2023年1月にグランドオープンし、戦国時代末期の道と石垣の遺構や徳川家康の展示に加え、駿府城下町、明治新政府を支える人材を輩出した静岡藩、清水港などの歴史を最新の技術を使用して展示しています。

■清水港の取組みについて
国際クルーズ船誘致に関して、清水港は、2030年を目標として「ゲンティン香港が運営するクルーズラインの母港化」と「北東アジアクルーズの東日本における
拠点化」を目指すとともに、複数のクルーズ船用岸壁を整備し、CIQ機能などを有する「国際旅客船ターミナル」を整備します。全国の港において、国際クルーズ船誘致に向けて、ハード整備を進めており、清水港においてもハード整備していることが把握できます。

 

 

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