記事一覧に戻る

令和5年度 決算特別委員会にて経済観光局質疑 2023/09/27

経済観光局所管事項について、質疑を実施。

1、MICE施設の再整備について

令和4年度においては、コロナ禍の影響により国際会議や展示会の来場者数がコロナ前には戻ってきていないと認識しています。国際会議や展示会の誘致は、外国や市外の多くの方々が神戸を訪れることになり、神戸経済の活性化に資すると考えます。新千歳空港や名古屋では新しいMICE施設が開設し、大阪にも新しいMICE施設の建設が予定されています。一方で、神戸の国際会議場・展示場は40年を経過しており、老朽化が進んでいると認識しています。今後、他都市との競争が激しくなることが想定される中、MICE誘致の競争力を高めるため、再整備が必要であることを提案。

2、卸売市場を活用した体験型コンテンツについて

令和4年度において、コロナ禍で苦しむ観光産業に対して様々な取組みをされてきました。今年度は、世界の観光が本格的に再開する中、神戸でもインバウド客を積極的に取り込む必要があると考えます。神戸にはクルーズ船が寄港する場所があり、将来的には悲願の神戸空港の国際化が実現します。施設利用者であるインバウンド客が望む体験型のコンテンツを創出していかなければなりません。例えば、市場の施設を利用して料理教室を開催して、寿司づくり体験や神戸の食材を活かした料理の提供により、インバウンド誘客をはかれないかを提案。

3、海外プロモーション強化について

アフターコロナからのインバウンド観光の回復を見据えて、台湾からの誘客を図るため、阪神電気鉄道株式会社と連携したプロモーションを実施したことは承知しております。民間企業と連携し、台湾へのプロモーションを継続し強化していく必要があることを提案するとともに、人口が増加し平均年齢も低い東南アジアも重要なターゲットと考、各局が持つネットワークを活かしつつ積極的な観光プロモーションを実施すべきことを提案。

4、農村ツーリズムの展開について

農村ツーリズムは、農村地域の活性化において非常に重要な取組みと考えています。農林水産省も「グリーンツーリズム」を提唱し、農村地域の自然・文化を保全した農村の活性化を推進しています。神戸においては、都心と農村地域が近接し、農村ツーリズムの展開に優位性を持っていると考えますので、積極的な展開を提案。

5、農業生産基盤の整備について

神戸市内では、北区や西区を中心に多くのため池があり、地域の農業生産基盤として重要である一方、近年の台風大型化や豪雨などによる災害のリスクも抱えています。行政として、計画的に改修や廃止を進めていますが、防災・減災対策として引き続き着実に進めていただきたいことを要望。

記事一覧に戻る