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令和2年 建設防災員会 2021/3/23

先月の委員会において、建設局から「街灯増設事業に関する報告書」をまとめますという答弁を踏まえて、本日当局から説明がありました。

街灯増設に伴う補正予算約22億4,300万について、どういう過程を経て、大幅な増額補正予算となったのか。

簡潔に記載するなら、大きく3つのミスがあります。

1、予算編成時のミスとその把握
①予算時
電柱添架方式:1灯あたり1.2万計上、独立柱方式:1灯あたり10万円計上
②実施時
電柱添架方式:1灯あたり2万計上、独立柱方式:1灯あたり平均30万円計上

※電柱添架方式:既存電柱に灯具を取り付ける方式
※独立柱方式:新たに道路上に柱を立てる方式

予算と実施単価の乖離により、大幅な予算超過つまり約22.4億円が判明

2、予算執行管理におけるミス
①各建設事務所に対して、予算総額30.6億円の提示のみで個別に予算配分を実施していなかった。
②本庁の課と建設事務所との情報共有と建設幹部のマネジメント不足

3、工事マニュアルを逸脱する業務執行
建設事務所「事務の手引き」を逸脱する口頭発注

今回の報告書では、原因分析が出来ている判断したので、二度とこのようなことが生じないように再発防止策を徹底することを要望。具体的には、リスクマネジメントと内部統制の再構築です。

起こったことはくつがらないので、職員全員でこの教訓をいかして業務に望んでいただきたいと考えます。

 

 

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