活動報告
令和7年度 決算特別委員会にて交通局質疑 2025/09/19
本日、交通局に対して質疑を実施。
1、広告等の附帯事業の推進
神戸市営地下鉄駅にはたくさんの広告媒体があり、令和6年度における広告料収入(約3.5億円)のうち、大半が地下鉄事業に関するものである。
地下鉄駅ホームの対向壁にある電照掲示板広告については、大半が市政広告であり、収益獲得の観点から非常に残念です。交通局の経営が苦しい中、これらについて、ひとつひとつを把握し、戦略的に活用し、広告を勝ち取っていくべきだと考えます。広告事業に関して交通局としてどのように取り組んでおり、分析し、戦略を立てているのか確認。
先日、「鉄道の日」実行委員会が主催する第24回日本鉄道賞において、神戸市交通局の「KOBE KAWARU ACTION」が「日本鉄道大賞」を受賞し、交通局の取り組みが評価されたことに敬意を表します。広告においても、神戸市民も含めて様々な方々から変わったと評価していただけるように実績を残していただくように期待しております。
広告を多く掲載していくために、既存の顧客だけでなく、新規顧客の開拓を進めていかなければならないと考えます。独自の販売チャネルをもち開拓していくべきと考えるが、例えば神戸にある大手の企業に働きかけ、他局と連携しながら働きかけるべきと考える。
午前中には、仕事に対するやりがいや働く目的に関して議論がありました。日々の業務プラスアルファでチャレンジして成果を出した職員については、人事・給与面でしっかり評価していただきたい。
先週、交通局職員の方と地下鉄新長田駅の「8番出口」を視察させていただきました。現場では、若い方々を含めて世代を超えて楽しんでいる状況を確認しました、現場を訪れる方々が地域経済を盛り上げ、地下鉄に乗っていただけることを期待しております。加えて、交通局職員の現場から「8番出口」についての取り組みがボトムアップで出てきたと職員から聞いています。
このようにアイデアを出してチャレンジして実行している職員が報われるような評価制度を構築していただきたいことを要望します。午前中には、「感動」や「行動変容」という答弁の言葉がありましたが、職員一人一人が元気よく輝いて仕事をしないと、お客様にも感動を与えることはできません。(例:テーマパークUSJ、ディズニーランド)
どの組織においても、不平や不満を口にする方々は一定数いますが、そのようなことに引きずられずに、前向きにチャレンジしてく実績を残していく組織風土に変革していくことを期待します。
2、忘れ物取扱所について
交通局における忘れ物取扱所は、日々、バスの車内や地下鉄の車内、駅構内での拾得物を集約しております。先日、その現場を視察し、委託事業者と意見交換をしてきました。その中で、大きく3つの課題がありました。
1点目は、お客様へのサービス向上の点で、アナログな管理をしているのと、電話や紙でのやりとりとなるので、探すまでに時間がかかることなどの効率性の面での課題が挙げられた。課題解決に向けての今後の取り組みについて確認。
2点目は、スペースの問題で、持ち主が見つからない場合は、3ヶ月に1度入札による売却を実施している当局から説明がありましたが、それでも売却できる物品にも限りがあり、保管にも限界があるとのことだった。そこで、改善策について確認。
3点目が、内部事務処理の問題です。各営業所や駅からの逓送「ていそう」(人から人へ受け継いで送ること)されてくる拾得物のタグに記載がなく、忘れ物取扱所の負担になっていること、加えて各営業所や駅とのデータ連携がうまく進んでおらず、紙での管理となっており、事務処理速度が上がらないという指摘があった。課題解決に向けてどのように取り組むのか確認。
神戸市全体においてもデジタル化やDX化などを積極的に推進しているので交通局においても時代に送れずに先進的な取り組みを実践していただきたいことを要望。