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令和7年度 決算代表質疑 2025/09/08

会派を代表して、以下の4点について質疑を実施。

1、神戸空港の更なる活性化に向けた整備
神戸空港では2025年4月より中国・韓国・台湾の5都市と神戸を結ぶ国際チャーター便の運航が開始され、アジアから多くの観光客が神戸を訪れていることは神戸経済の活性化に繋がっている。スタートは非常に順調で国際化への第一歩を踏み出した神戸空港ですが、2030年の国際定期便の就航に向け、神戸や関西の航空需要、関西国際空港とのすみ分け等も重要。そこで、国際航空便の運航における今後の神戸空港の方向性について確認。

2、行財政改革方針2025
厳しい財政運営が求められる中、財政の健全を保持しながら、新しい技術を積極的に活用し、市民の暮らしの安心・安全を守るとともに、人口減少対策をはじめ、神戸市が将来に渡って持続的発展を遂げていくことが大切。まちの魅力を高めていく取り組みを着実に進めることを期待するとともに、社会情勢に応じた新しい行政のあり方が求められており、さらなる抜本的な行財政改革が必要です。その解決策である「スマート自治体」の実現に向け、令和3(2021)年度から令和7(2025)年度の行政・財政運営を行うにあたってのDX推進の重点項目や行政手続きのスマート化などの実施目標を定めた行財政改革方針2025が策定されましたが、今年度はその最終年度に当たる。これまでの成果を確認。また、残り7か月となったが、目標達成に向けた今後の展開について、確認。

 

3、大阪・関西万博における取り組み
2025年4月に開幕した大阪・関西万博では、当初約2,000万人以上もの人が来訪するとされていたが、9月2日時点で1,900万人を超え、黒字化となる見込みとされている。また、8月1日からの3日まで、神戸への誘客促進へ繋げるため、万博会場内で「KOBE COLOR」をコンセプトとした自治体催事を行ったところ、3日間でのべ3万人もの方が訪れたところである。これまでも万博開催による経済波及効果を取り込むため、会派として幾度となく質疑をしてきた。万博期間中においては、神戸市内のホテルの稼働率の上昇や万博をきっかけに神戸へ来られた方が増加したと考えられるが、神戸への経済波及効果は現時点でどの程度なのか確認。

4、ブリスベン視察を踏まえた施策展開
2025年7月に日豪友好神戸市会議員連盟で姉妹都市のブリスベン市を訪れた際、森林管理として様々な方法が用いられていました。一つの事例として、区画を決めた計画的な野焼きが行われており、森林火災の予防や外来種の撲滅といった効果があるという説明を聞き、非常に印象的でありました。
神戸市には六甲山系をはじめとした豊かな森林・里山があるものの、生活様式の変化、担い手不足に伴う管理不全といった背景から、森林・里山の荒廃が神戸市だけではなく全国的にも問題となっています。これに対応するために今年度より、「森の未来都市神戸」として「森林・里山の再生」と「まちの緑化」を通じた、自然と共生する持続可能な都市づくりの取り組みが始まったところは承知しています。神戸市は都市と自然が近接しており、景観や観光資源としいった都市ブランドの観点だけでなく、防災の観点からも森林保全が重要である。ブリスベン視察を踏まえて、今後どのような政策展開が考えられるのかを確認。

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