活動報告
令和7年度 予算特別委員会にて健康局質疑 2025/03/3
予算に関連して健康局に対して質疑を実施。
1、自殺予防対策について
コロナ禍が本格化した2020年以降、29歳以下の自殺者数は全国と同様に神戸市も増加傾向にあり、特にこどもの自殺も増えております。子どものSOSを見逃さず、専門家とも連携してこどもを支える体制づくりが急務であります。健康局においては自殺予防対策として、令和6年度から自殺未遂者に着眼し、医療機関との連携を強化していますが、取り組み効果について確認。
要望
子どもたちの自殺予防という観点から2018年度から教育委員会と健康局が連携して市立中学校における自殺予防教育を実施していますが、中学校への啓発拡充をしていただくよう要望。
地域におけるゲートキーパーの養成について、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応を積極的に図ることができる人が悩みを抱える人の身近に存在することが重要です。その役割を担うのが、『ゲートキーパー』です。私自身、自殺を考えるこどもの保護者から問題を抱えているとう相談もあり、非常に深刻な状況です。地域にいるゲートキーパーをさらに増やしていくことで、こどもや保護者からのSOSを見逃さず、地域全体で支えることができると考えます。そこで、啓発していただいていると思いますが、ふれまちなどの地域団体の方々やあらゆる関係者に向けて、積極的に啓発を行ってはどうかと提案しますが、考えを確認。
2、斎場墓園について
各斎場とも老朽化が進んでいる。昨年度、鵯越斎場の建て替えについては、「神戸人口ビジョン(2024 年2 月改定)」を踏まえた火葬件数予測の精査を踏まえ、整備時期を4年延期が発表されたところです。今後、各斎場の再整備についてはどのように考えているのか。また、再整備までの間、各斎場の老朽化についてどのように対応していくのか確認。
有馬斎場について、2023年委員会で質疑させていただきました。トイレについては、スロープや手すりの設置、洋式化など施設のバリアフリー化を行うとともに、タンクの水を利用した簡易水栓の設置などを新しく刷新していただき、利用者の利便性が向上しました。改めて、北区選出議員として感謝申し上げます。一方、有馬斎場へのアクセスが分かりにくいので、斎場に至る道中に案内看板を設置すべきと考えますが確認。
樹林葬の拡充について、自然回帰志向に対応した新たな墓地として、ひよどりごえ森林公園内に、樹林葬墓地を整備すると当局から伺いました。。承継を前提としない墓地や、自然回帰志向も高まっており、市民の関心も高いのではないかと考えます。こうした取り組みは自然循環型社会の構築にも有効と考えますが、今後里山の活用など他地域への拡充の可能性について確認。
要望
政令指定都市で、初めての取り組みということですので神戸市民にもしっかりアピールしていただきたいことを要望。
3、感染症対策について
季節性インフルエンザは、毎年流行を繰り返している感染症の一つでありますが、今年度は大流行となり、患者数は、現行の統計を開始した1999年以降最高となっています。神戸市でも、インフルエンザの患者数が大幅に増加したことで、12月下旬における患者数が過去最多となっており、特に年末年始にかけては、医療のひっ迫や治療薬の供給不足を生じた、という報道もありました。神戸市ではどういう状況だったのか。現在はすでに流行のピークは過ぎたと確認していますが、油断はできません。今回の感染対応を踏まえ、今後どのように対策を行っていくのか確認。
4、高齢者への健康支援について
健康寿命の延伸に向けて、高齢者のフレイル対策は非常に重要であります。健康局では、後期高齢者に対する生活習慣病の重症化予防と介護予防を一体的に取り組むことで、生活習慣病の重症化予防とフレイルリスク軽減につなげる「高齢者の保健事業と介護予防の一体化事業」に、令和2年度より取り組まれていますが、これまでの取り組み状況と今後の方向性について確認。
5.食育の推進
こどもに向けた食育として、学校における食に関する指導の充実と合わせて、学校から家庭への働きかけや啓発等を行うことも非常に大切と考えます。食育の一環として、教育委員会と連携して、保護者に対して啓発を行ってはどうかと考えますが、考えを確認。