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令和4年度予算特別委員会にて経済観光局質疑 2022/03/07

経済観光局にて、下記事項(一部抜粋)を質疑。

1、里山農村の新たな担い手育成について
里山農村へ新たな担い手を呼び込む観点からいくつか質疑をさせていただきます。新規就農者の育成に向けて、県の研修施設である楽農生活センターや今年度より市で開始した「ネクストファーマー制度」など、これまでの育成メニューは田畑をフィールドとして実施してきていますが、新たに果樹分野における新規就農研修プログラムを開講すると伺っています。開講の背景と取り組みの内容について確認します。また、農村地域での起業支援プログラムとして、令和元年度より農村スタートアップを実施しています。農業以外での地域の担い手を呼び込むための取組みと伺っていますが、今年度までの実施状況について確認します。加えて、これまでの取組みは実際の移住や起業につなげることができているのか確認。

内閣官房が発表している「歴史的資源を活用した観光まちづくり」における成功事例を確認すると、全国的において観光にとどまらず移住を生み出した事例があります。また、兵庫県内における事例として丹波篠山市の民間企業による農村地域の活性化や限界集落の再生が着目されています。このような事例はご存じと思いますが、参考にしていただき移住に結びつく政策展開を図っていただきたいと思います。

2、自然を活かした新たな体験観光について
近年、コロナ前から「モノ消費からコト消費」と言われるように体験が重視され、旅行のスタイルも団体旅行から個人旅行へ移行するなど、国内外の旅行者のニーズが多様化してきています。また、コロナ禍において密の回避や換気面の不安がない屋外や自然がより一層注目を浴びています。自然を活かした新たな体験観光のコンテンツ開発支援はそうした状況をふまえた事業であることは理解していますが、具体的なイメージはあるのか確認。また、既に取り組んでいる事業者もあると思いますが、支援の対象とするのか確認。

※マイクロツーリズム、ワーケーションがセットで観光事業を展開している事業者が増加しています。

※マイクロツーリズムとは、自宅からおよそ1時間圏内の地元や近隣への短距離観光のこと。新型コロナウイルスによって打撃を受けた観光業界を救う手段の一つとして、株式会社星野リゾートの代表 星野佳路氏が提唱した。2020年の新型コロナウイルスの流行を背景に、人の移動と「三密」を避けながら観光を楽しむための手段として注目が集まっている。

 

http://www.kensakusystem.jp/kobeshikai-committee/video/R04/R040307-33-4.html

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