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令和3年度予算特別委員会にて健康局質疑 2021/3/3

健康局に関して、大きく3点質疑。
1、新型コロナウイルス感染症関連について
現在、コロナの影響で、大学生や女性の自殺者が増えていると伺っています。最近では、映画「心の傷を癒すということ」のポスターとタイアップして、自殺対策として、こころの健康電話相談の窓口を案内する取り組みをされていますが、心に悩みをお持ちの方に一人で悩まずに相談していただけるよう、積極的に相談窓口の広報を行う必要があると考えます。
神戸市:「自殺とこころの健康電話相談」
従前の対応で進めていきながら、今後SNSなどを活用して時代に応じて進めていく必要があると考えます。また、広報するならば相手に届き自殺を止めない意味がないと考えます。例えば、モザイクの観覧車を使った広報などメディアに取り上げられるようなインパクトある取り組みにより、多くの人に知ってもらえる広報を実施していくことを要望します。また、相談についても電話だけではなく、神戸市でもラインやインスタグラム等のSNSの活用を推進し自殺予防につなげていただきたいと思います。
また、医療提供体制を守るため、自宅療養を実施することを決めたことは評価しますが、自宅療養の対象者がどのような人で、どのような対応をしてもらえるのかなどの情報が市民に充分に伝わっていない面があります。今後、ホームページなどを活用し、市民に分かりやすく伝えるべきと考えます。
2、神戸市内の斎場・墓園について
斎場・墓園において、今後ハード面で再整備を行っていく予定と聞いていますが、市民の利便性を向上させるためには、ハード面だけでなくソフト面の整備として、ICTやDXを活用したITシステムの構築をしていく必要があると考えます。神戸市として、DXの強⼒な推進を進めていくべきと考えます。
斎場・墓園において、来年度民間活力を導入し、西神斎場においては火葬業務を、西神墓園においては事務所業務をそれぞれ委託すると伺っています。他の斎場・墓園についても委託化を進めるべきと考えます。
鵯越墓園において、合葬墓を拡充予定と伺っています。今後、他の墓園においても、市民ニーズに合わせ、合葬墓を整備していくべきと考えます。
なお、神戸市の公営墓地は、明治32年に2箇所で創設され、歴史がります。先祖を供養する気持ちを大切にしていきたいですね。
3、動物愛護について
動物管理センターについて、来年度動物愛護機能を分離し、しあわせの村に新たに「こうべ動物共生センター」を開設すると伺っています。動物と関わることは、子どもにとっては優しい気持ちを育むことに寄与し、高齢者にとっては生きがいをつくるなど世代を問わず大きな相乗効果を発揮すると考えます。今後、しあわせの村に設置する利点を最大限生かし、市民に身近な魅力的な施設にしていく必要があると考えます。
例えば、滋賀県では動物保護管理センターにおけるチャリティ・ジャズ・コンサートの開催を通じて、当該センターの業務の理解を促し、不幸な犬や猫たちをなくす取組みをされています。これまで、しわあせの村では、ミニコンサート等を開催されてきましたが、動物愛護の観点から、神戸市民文化振興財団や若手演奏家の方々などと連携して、しあわせの村内で演奏を通じて、動物愛護の精神を普及させていくことも一つの方法です。

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