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令和2年度 外郭団体に関する特別委員会  第4回開催 2020/9/2

本日は、4団体について審査がありました。

1、一般財団法人神戸すまいまちづくり公社
当該団体は、「都市機能の維持増進と都市環境の整備改善に努めるとともに、この法人の多様な技術的能力を活用して国内外の都市の整備を支援し、もって神戸市の産業経済の発展と住民の安全・安心・快適な生活の実現に寄与する」ことを目的としています。

財団が管理・運営している摩耶ケーブル・ロープウェーや六甲有馬ロープウェー、パブリックゴルフ場(北神戸ゴルフ場・西神戸ゴルフ場・しあわせの村すずらんゴルフ場)におけるキャッシュレス化の現状を伺うとともに、収益を上げていくためにも多様な決済手段を用いてQRコード決済などのキャッシュレス化を推進していくべきことを提案する。

また、2018年に阪神水道企業団と提携した覚書において、東南アジアとのインフラ支援について人材交流・育成だけにとどまらずに地元企業などの海外進出を応援することを提案した次第です。

2、株式会社神戸サンセンタープラザ
当該団体は、「三宮市街地改造事業により建設された区分所有ビル(さんプラザ、センタープラザ、センタープラザ西館)の効率的な管理運営及び近隣商店街とともに神戸の中心商業地区の発展に寄与すること」を目的としています。

神戸の中心である三宮における商業施設として、神戸サンセンタープラザの役割は非常に大きいと考えます。ゲートウェイシティ神戸として、県外の観光客や訪日外国人が当該施設を歩いたり、買い物・飲食したりする可能性が高い場所です。当該団体では、ビルの老朽化を視野に入れた中長期修繕計画を進めており、ビルの安全性、資産価値の向上を図るためにも区分所有者をまじえて将来的な建て替えについて議論している最中です。私自身、これまで議会などにおいて「さんプラザ・センタープラザ・センタープラザ西館」の建て替えについて言及してきました。また、各施設内にあるトイレの改修などについても言及してきた次第です。トイレは、施設利用者だけでなく市民の皆さん、観光客など多くの方々が利用されているため、神戸の施設として最低限の清潔さを保つだけでなく、政令指定都市神戸として洗練されたトイレであってほしいと考えます。現在、センタープラザ低層階のトイレについては、令和2年度10月末に向けて改修工事を行っていることについては、評価をしております。ただ、その他の改修していないトイレや和式の部分をどうするのかなど課題が残っていますので、対応していただくとともに衛生管理もしっかり行っていただきたいと考えます。

3、公益財団法人神戸市民文化振興財団
当該団体は、「神戸市民の文化活動の振興に資する事業を行い,もって個性豊かな魅力ある神戸文化の創造に寄与することを目的」としています。

神戸の音楽や芸術振興に対して、ここ数年活発的に活動している団体として評価しています。特に、私からはこれまでホール内での演奏も素敵だが、街中や商店街、ハーバーランドなどの海側での演奏を積極的に展開することで市民の皆さんだけでなく、県外観光客や訪日外国人に対して神戸の音楽や芸術の魅力を伝えることができることを提案させていただいてきました。これまで、神戸空港でのナイト演奏や客船クルーズを迎え入れる際の演奏を聞きに出かけたこともあり、神戸ならではの素敵な時間を過ごすことができ有意義でした。
是非、これからも積極的に屋外での文化振興に取組んでいただきたいと考えます。

さらに、若手演奏家や資金力が乏しい団体等が、新型コロナウイルス感染症の影響で活動する機会が失われている現状を鑑み、ネットでの有料配信や演奏する機会を創出していく仕組みを団体として考えていく必要があることを提案させていただきました。

4、神戸新交通株式会社
当該団体は、「海上都市ポートアイランド、六甲アイランドと市街地の主要ターミナルを新交通システムで結ぶことによって、増大する都市交通需要に対処し、市民の利便を確保するため、ポートアイランド線、六甲アイランド線を運営すること」を目的としています。

昨今、会社内での不祥事が続発しており、労務ガバナンスの適正化と社員向けの研修を継続実施し、安全安心運行を使命として、お客様のサービス向上のために邁進していただきたいと考えます。

5、神戸高速鉄道株式会社
当該団体は、「阪急・阪神・山陽・神戸電鉄を結び相互直通運転をすることによって、市内交通の不便を解消するとともに、京阪神と播州工業地帯及び西北神地区の輸送力を増強することによって、各地域と産業の発展に寄与すること」を目的としています。

列車の運行と鉄道施設の保守管理及び駅業務の運営を担う第二種鉄道事業者の阪神電気鉄道・阪急電鉄・神戸電鉄と連携を図りながら、自社で車両を保有せずに列車の運転を行わない第三種鉄道事業者として安全の確保に務めていただきたいと考えます。

また、新開地・高速神戸間の地下街「メトロこうべ」の活性化に引き続き取り組んでいただきたい。

最後に、各団体には失敗を怖れずに果敢にチャレンジしていく組織へと変化していただきたいと考えます。

 

 

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